『カーリンヒェンのおうちはどこ?』春を待ち焦がれていたら、いつのまにか夏が訪れてしまったかのようですよ。 しばらく更新できなかったので、書きたいことが、山のようにあって、 何から書いたらよいのかわからないくらい・・・。 娘の中学のPTA総会を4月28日(水)に控え、 昨日は総会の打ち合わせ会をしました。 総会当日は、この一年の活動を振り返って、 会長としての最後の挨拶と活動報告を行なうのですが・・・ ああ!まだ何も考えておりません。(^_^;) この一年はいろいろと総合的な判断を迫られ、学ぶことがたくさんありました。 何よりも、最高の仲間に恵まれました。 さあ!爽やかに、にこやかに、総会を終えることができるでしょうか・・・。 今日は皆さんにお知らせをしたいと思います。 まず、リンクさせていただいているHP『絵本旅行社』の管理人 ゆきなさんの書評が掲載されている『熱い書評から親しむ感動の名著』(すばる書房) という本が、先日出版されました。 私が仕事をしている図書館でも予約中で、 まだ私の手元に届かないのですが、手にとって読める日を とても楽しみにしているんですよ。 またあらためて感想をお伝えしたいと思います。 そして、もう一つのお知らせ。 実は東京国際ブックフェア事務局より、 以下のようなメールをいただいています。 管理人様の本に対する思い入れが伝わってくる、ページだと感じ、楽しんで見させて頂きました。 唐突な申し出なのですが、私達が開催致します東京国際ブックフェアにリンクをして頂けないでしょうか。 東京国際ブックフェアは世界25カ国から600社の出版社が一堂に集まる日本最大の展示会であり、文芸書・児童書・学習書・洋書などあらゆるジャンルの本が会期中限定の特別割引価格にて購入出来ます。 また、通常入場料が1200円かかるのですが、そちらのHPから当HPを訪問された方には、展示会招待券を無料で差し上げます。 通常は定価でしか購入出来ない書籍を特別価格にて購入出来るこのブックフェアをご紹介頂ければ、管理人様のHPを訪問される皆様にも喜んで頂けると思います。 4月22日(木)~25日(日) 会場は東京ビッグサイトです。 詳しくは、HPをご覧ください! 世界中には、帰る家もなく、さまよい歩いている子どもたちが たくさんいるんですよ。 主な作品は『ゆめくい小人』(ミヒャエル=エンデ作・フックスフーバー絵) 『ハールメンのふえふき』などがあります。 訳者の池田香代子さんは1948年、東京生まれ。 主な作品は『世界がもし100人の村だったら』 『ソフィーの世界』『エミールと探偵たち』などがあります。 カーリンヒェンという女の子が住む町に 空から火が降ってきました。 カーリンヒェンは逃げました。 おなかがすいても、気にかけてくれる人は、だれひとりいません。 カーリンヒェンはひとりぼっち。 村にたどり着き、のんびりとひなたぼっこをしている おじさんとおばさんに 「おうちに私をおいてください。小さなパンやなにか食べるものをください」 と言いますが・・・ 「そんなもの どこにある」と言われます。 そしてあちこちとさまよい、助けを求めるのですが なかなか助けてくれる人はいないのです。 最後に町を出て、野原を歩いていくと 大きな木の上に家がありました。 そこでチーズパンをかじっている人がカーリンヒェンに話しかけます。 最後の最後にカーリンヒェンを救ってくれた人とは いったいどんな人だったと思いますか? その人はカーリンヒェンにあることを気付かせ 一つのメッセージとして私たちの心に深く響いてきます。 う~ん!ちょっと考えさせられます。 アンネゲルト・フックスフーバーの神秘的な絵が 独特の世界を作り出しています。 訳者の池田香代子さんはあとがきで次のような言葉を綴っています。 「難民とはさまざまな理由で、それまで暮らしていたところを 逃げ出さなければならなくなった人びとのことです。 カーリンヒェンのように戦争に巻きこまれそうになったので 逃げてきた人びともたくさんいます。 世界には、難民とよばれる人々が2000万人、あるいは、2300万人いるといわれ その半分くらいは、カーリンヒェンのような子どもです。 もしも、そんな子があなたのいるところに逃げてきたら どうしますか? 世界には、食べるものもなく逃げまどっている子どもたちがいる ということを、あなたはどううけとめますか? そんな世界のことを、あなたもカーリンヒェンの身になって考えてみてください。」 ジャンル別一覧
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